ブラックキャット BLACK CAT
BLACK CAT  作:矢吹健太朗

今はジャンプスクエアで、ややお色気路線の「To LOVEる」が人気を博す矢吹健太朗先生が2004年まで週刊ジャンプで連載していた、ガンアクション漫画があったのをご存知だろうか。

最初に読んだのは中学生くらいの時だけど、Kindreで一巻無料になっていたのでつい読み返してしまったので、記事に書くことにしました。絵柄も大人っぽくてシャープで、このころの矢吹先生の方が好きだったなぁ、なんて。

<あらすじ>
 秘密結社「クロノス」の天才暗殺者として裏社会に名を馳せていたトレイン=ハートネット(イラスト中央の青年)は、とある事件を機に組織を抜けて暗殺稼業から足を洗い、元国際警察捜査官のスヴェン=ボルフィード(イラスト左側の帽子の男)と共に世界中を放浪し、犯罪者を取り締まるスイーパー(掃除屋)をしていた。
しかし、人間兵器の少女や女盗賊との出会い、トレインの命を狙うかつての相棒との再会などにより、彼は全世界を巻き込む壮絶な戦いに身を投じることとなる・・・。 

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バトルもの少年漫画というと太くて濃い線で激しく描かれているものが多いですが、ブラックキャットの絵柄はすごくスタイリッシュでスマート。
綺麗だからこそ、ガンアクションが映える。少年漫画にしては大人っぽくて、ワルいカッコよさの漂う登場人物も魅力的。
BLACK CAT
そこがすごく好きでした。
ガンマンものの漫画や映画が好きになったきっかけでもあったかな。

今読み返すと、
「心に闇を抱えた元暗殺鬼の主人公」
「自分を庇って死んだ親友から貰った片目に宿る特殊能力」
「少女の姿をした人間兵器」
「秘密結社と13人の精鋭暗殺部隊」
などなど、なんか見たことあるかも・・・という少年漫画のお約束設定ばっかりだったり。
 
その設定や登場人物の過去が割と早い段階で明らかになってしまったり、 ストーリー的には甘い部分がかなり多いように感じます。


センスある作品だったことに変わりはないですが。



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